最後に
■ 金井 最後にご存知かもしれませんが、ぜひ共有したいと思っていた、とっておきの話があります。現代音楽の作曲のジョン・ケイジが、ハーバード大学の無響室に入ると、聞こえてくる音がある。この響いてくる音は何なのかと聞いたとき、ハーバードの音響工学の音にまつわるサイエンスをやっている人が言ったそうです。何も音を出していなくて聞こえるとしたら自分が発生している音だから、低い音は血液が流れている音で、ホワイトノイズのようなちょっと高い音は、シナプスが動いている音ではないかと。もしかすると半分ジョン・ケイジの作り話な可能性はありますが。■ ペッカー すごい話しですね、鳥肌がたちました。
■ 金井 音楽全体、そしてリズムを刻むことが生きていることや元気に関係があるってことを。日本全体が元気のないときに会社も。
■ ペッカー 薬を認可するとかそういうことで、もめている場合ではなくて、もっと人間が持っている自然治癒力を引っ張りだすように、国をあげてやればお金がかからないのですから、それをやってください、って誰に言えばいいのか分からない世の中になっていますね。
■ 金井 今日は本当に楽しくお話を聞かせて頂き、ありがとうございました。
(担当:濱尾 功二郎)
※パーカッション
打楽器の総称。ポピュラー音楽では、ドラム以外の打楽器、コンガ・マラカス・ボンゴなどを指すことが多い。

