講師コラム
今の時代に必要な【モチベーション】の捉え方(講師 本田純一)2022/06/08
~KBP講師が人事担当者様・ビジネスパーソンの方々へ役立つヒントをお伝えします~
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皆さんは、自社の社員のモチベーションを、どのように喚起していますか?
社員のモチベーションを喚起することの重要性は、年々高まっています。
社員がモチベーション高く仕事をすることは、在宅ワーク等働き方が多様化する中で、企業活動の生産性を高めることに直結するからです。
しかしながら、『モチベーション』は、人事施策を考える中でも、また管理職の方が部下のマネジメントを考える中でも、扱いづらいキーワードの1つでもあります。
それは、何によってモチベートされるかは人それぞれである一方で、全ての施策、コミュニケーションを個別化していれば、企業活動としてはあまりに非効率になってしまうからです。
また、日本企業は、高度経済成長期以降1990年代前半までは、昇給や昇格といったインセンティブによって社員のモチベーションを喚起できることもありましたが、収益構造が変化し、頻繁な昇給、昇格を実施出来ない今の時代においては、社員の「仕事自体」に対するモチベーションと、これまで以上に真剣に向き合う必要が出て来ています。
こうした中においては、「1.従業員自身で、2.仕事自体に対するモチベーションを喚起し、働いている」という社員の姿が理想的ではないでしょうか。
そして、そうした姿に近づけるための1つのキーワードに、『自己肯定感』というものがあります。
日本セルフエスティーム普及協会は、自己肯定感を、『自分の存在そのものを認める感覚』と定義しています。
私は、この自己肯定感を高めることこそが、モチベーションを向上させるポジティブなサイクルを回すキッカケになると考えています。
つまり、
1.自己肯定感を高めることが、2.新たなことにチャレンジすることに繋がり、3.そのチャレンジで成功体験を積むことが出来れば、4.自信に繋がり、またその自信が、1’.自己肯定感を更に高めるというサイクルを回す中で、仕事自体にやりがいを感じ、モチベーションが上がるということです。
では、どのようにして自己肯定感を高めれば良いのか?
様々な方法がありますが、私は、とある脳科学に関する書籍に基づき、寝る前に、「今日はどんなことが楽しかったか/嬉しかったか?どんなことが出来るようになったか?」ということを自身に対して問い掛けています。寝る直前は、記憶の定着化に良いとされているため、小さな事柄であっても良いので、自身の問いに対して答えてから、寝るようにしています。
皆さんも、皆さん自身の自己肯定感や自社の社員の自己肯定感を高める方法を検討してみられてはいかがでしょうか。その自己肯定感の高まりが、結果としてモチベーション向上に繋がることを祈っております。
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