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講師コラム

パワハラにならない叱り方(講師 岩谷 真弓)2024/10/02

■■■ KBP講師のお役立ちコラム(講師:月替)  ■■■
~KBP講師が人事担当者様・ビジネスパーソンの方々へ役立つヒントをお伝えします~
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みなさんは、普段、何を目的にメンバーを注意したり、叱ったりなさるでしょう?
「叱る(注意する・諭す)ことの目的」は何でしょう?
弊社では「叱る目的は『行動是正』」とお伝えしています。焦点はあくまでも「行動」です。

いくら正しいことを指摘しても、上司の「伝え方」がまずく、相手に受け容れてもらえないことがあります。「伝え方」すなわち、「自らのコミュニケーションの仕方」も点検し、時代に合わせてアップデートする必要があります。では、何に気をつければよいのでしょう?

弊社が実施している「パワハラにならない叱り方」研修では、全部で「10のスキル」をご紹介しています。ここではそのうち2つのスキルをご紹介しましょう。

1つ目は「叱るときこそ『双方向のコミュニケーション』にする」ということです。
一方的に叱らない、言いたいことだけを言って終わらない、ということです。
書籍「フィードバック入門」で著名な立教大学 中原淳教授は「一方的に言いたいことだけ言って終わる叱り方は『刺し逃げ』です」と言われます。
行動是正や心理的安全性を確保するためには、なぜその行動をとったのかなど、言い訳や言い分を聴き、「双方向のコミュニケーション」にする必要があります。
昔、上司から「言い訳はするな!」と言われた方も多いと思いますが、一度、部下の言い訳を聴いてみられてはいかがでしょうか。部下には部下なりの考えがあるかもしれません。

2つ目は「短く叱る」ということです。パワハラで訴えられる可能性のある叱り方として「長い叱り」があります。「昔は何時間も立たされて叱られた」というお話を管理・監督者から伺うことがあります。
今では長い叱りはNGです。「長々と叱られたが、一体、何を叱られたのか、よくわからなかった」と言われる方もいらっしゃいます。どのような行動が良くなかったのかを端的に指摘することが大切です。

個々人の叱り方は、「無自覚」に、私たち自身の「叱られた経験」に由来しています。せっかく叱っても、行動是正がなされなければ、その叱り方は効果が無かったのかもしれません。
一度、「ご自身の叱り方」を点検してみてはいかがでしょう?
何か新たな気づきが得られるかもしれません。



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★コラムと関連する研修・サービス紹介
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□パワハラにならない叱り方
自信を持って部下とかかわるために
https://www.kobelco-hrd.com/coursedetailbiz2024.php?24029