人事研究会
~1995年発足。「 地元神戸を拠点に長年続いている研究会 」~
本研究会は1995年に「人事フロンティア研究会」として発足し、その後名称を「人事研究会」と改めましたが、27年にわたり毎年の開催をさせていただいております。ここまで続いて参りましたのは、何よりも会員企業様のご支援と意欲の賜物と存じ、厚く御礼申し上げます。
本研究会は、お二人の先生のご指導のもと進めさせていただいております。
神戸大学名誉教授 立命館大学教授 金井壽宏先生 におかれましては、研究会発足以来、一貫してコーディネータとしてご参画いただいております。日本における経営学の重鎮としての活動などで極めてご多用にもかかわらず、「地元神戸を拠点に長年続いている研究会」というお言葉のもと、終始一貫私たちの学習をリードしていただいております。
また、神戸大学名誉教授 大手前大学学長 平野光俊先生 にも、9年前よりご参画いただいております。平野先生におかれましては、豊富な企業人としてのご活躍をベースに理論だけではなく実務に即したご研究、特に戦略的人的資源管理、キャリア開発などの領域でご活躍をされております。
本研究会は毎年テーマを設定して企画をしています。例えば、2020年度は、働き方が大きく変わる中で、改めて人事データの活用に対する考察が強く求められたことから、テーマを「科学的な人事 ~ウィズコロナ・ニューノーマルで変わる働き方に向けて~」とし、早稲田大学政治経済学術院 教授 大湾先生、神戸大学 名誉教授 立命館大学総合心理学部 教授 髙橋先生にもご登壇いただきました。
2021年度のテーマは「働きがいを高める組織と個人のかかわり方」とし、社会に広く浸透したテレワークは会社と個人の物理的距離が大きく変わっただけでなく、コミュニケーションの方法論にも及んでいます。働く個人の組織に対する思いやモチベーションの変化や課題に対して、組織としてどのように向き合うかを考察していきました。
「この研究会は参加メンバーが主役である」という考えのもと、皆様のお役に立つ機会を実現するよう努力して参ります。これまでの会員様はもちろん、新たな方々におかれましても、よろしくご参加賜りますようお願い申し上げます。
コベルコビジネスパートナーズ株式会社
人事研究会事務局
2021年度
新型コロナウィルスの影響により生まれたニューノーマル。テレワークの浸透や対面コミュニケーションの減少、そしてICTの普及は社会全体に大きな影響を与えています。その中で、個人が感じる「働きがい」にも変化が生じていることから、組織と個人のかかわり方に着目し、 昨年度のテーマを設定いたしました。
組織と個人の物理的な距離の変化が、個人の組織に対する心の距離に比例しないか。コミュニケーション方法の変化が、質をも変化させているのではないか。モチベーションを維持しながら生産性向上をどのように実現させていくのかなどを視野に、組織と個人のかかわり方を再考する場として企画しました。
第1回では、日本企業における従業員との「心理的契約」研究をはじめ実践的な研究を多く手掛けられる、神戸大学 准教授 服部先生をお招きし、講演 いただきました。第2回以降は、様々な取り組みで試行錯誤されている企業様、また、「経験学習」研究の第一人者でいらっしゃる北海道大学 経済学研究院 教授 松尾 睦先生、「ウェルビーイング経営」を提唱しておられる著名な武蔵大学経営学部 教授 森永 雄太先生にもご登壇いただきました。
なお、新型コロナウィルス影響による感染予防の観点からオンライン開催(Zoom)とし、グループセッションを設けてディスカッションや情報交換を行っていただく場を設定いたしました。
1.2021年度テーマ 「働きがいを高める組織と個人のかかわり方」
2.コーディネータ
神戸大学名誉教授 立命館大学教授 金井壽宏先生
神戸大学名誉教授 大手前大学学長 平野光俊先生
3.開催日
第1回 | 9月27日(月) | 基調講演 「組織と個人のかかわり方」 |
第2回 | 10月14日(木) | 「仕事のアンラーニング 働き方を学びほぐす」 |
第3回 | 11月29日(月) | 「ウェルビーイング経営を通じて働きがいを高める」 |
第4回 | 2月13日(月) | 「自らの成長のために『働き方変革』から『働きがい変革』へ(仮)」 |
第5回 | 2022年1月17日(月) | 「一人ひとりに関わるということ ナラティヴ・セラピーの視点から-」 |
4.開催場所
Zoomによるオンライン開催 ※ブレークアウトセッションやチャット等の機能を使用。
5.参加費用、参加人数
99,000円(本体価格 90,000 円・消費税 9,000 円)/社。各回、最大 3 名様まで。